バイク停車時ストレッチ。すり抜け事故防止・ストレス軽減?

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バイク

こんにちは。

ライダー渋滞時停車かっこいいイメージ普及連盟、通称ライジレンのながてぃです。

今思いついた架空の団体です。ほんとにあったらごめんなさい。

バイクのすり抜けによる事故、警察による検挙、こういった情報が警察やニュース動画等で公表されています。

かなり少数の例外を除き、法的にもアウトです。

私の耳だけかもしれませんが、「すり抜けはバイク乗りの特権」といった言葉も聞こえてきます。

また、これだけ情報が出ていても、自動車学校で習っても、すり抜けが起きるのはなぜでしょうか。

ただ禁止されるだけではストレスにもつながるのかもしれません。

すり抜け出来るのに自制する、そんな忍耐をしいてストレスをためるくらいなら、

「停車できてラッキー」とか、「きちんと止まる私かっこいい」

と、思えるくらいになれば、もしかしたらすり抜けによる不幸な事故が1つでも減ってくれるかもしれない。

そんな思いで、停車時ストレッチをおすすめしたいと思います。

プロテクターなどの安全装備はお金がかかりますが、この方法はコスト0円。最高にコスパの良い安全対策だと思っています。

禁止されてるのにやってしまう心理のヒント?かも?

心理的リアクタンス

定義としては、概ね以下のような感じです。

個人が自由を制限される場合に、自由の回復を望む方向へ動機づけが喚起されるという理論である

『臨床心理学頻出キーワード&キーパーソン』心理学専門校ファイブアカデミー著 より引用

誰かに自分の意志を捻じ曲げられるのがとにかく嫌!!!ということと考えられます。

例えば、同じ「待つ」にしても、待った先に自分が欲しいものが手に入るから、あえて待つのだ、と自分の意志でそうしている場合は、長蛇の列も案外並べたりします。

一方で、道路の渋滞のように、自分が意図せず、道路の混雑と言う自分以外の何者かによって待つことを強いられる状況に対し、「嫌!!!!ストレス!!!!!」と感じやすいようです。

すり抜けは、そんな他者からの束縛から、自分の自由意思を回復したいという人間の自然な心理なのかもしれません。

認知的不協和理論

定義としては、概ね以下のような感じです。

相互に関連する認知要素間に矛盾や不一致がある状態を不協和といいます。

不協和が起こす不快感や緊張を解消・低減しようと、人は認知を操作しようとするというのがFestinger,L.が提唱した認知的不協和理論の考え方です

『臨床心理士資格試験徹底対策テキスト』心理学専門校ファイブアカデミー著 より引用

つまり、矛盾した考えが頭の中に同時にあるのは、とても気持ちが悪いので、自己矛盾を意識・無意識的に解消しようという人間の心の働きです。

バイクのすり抜けで言えば、例えば、

  • すり抜けをすると警察に捕まるかもしれない
  • すり抜けは危険な行為で事故が起きるかもしれない
  • すり抜けすると渋滞を避けられて早く目的地につく
  • 渋滞を待つのはとてもイライラする

こういった考え方が同時に頭の中に存在するかもしれません。

そうなると、とても不快です。

ですので、例えば以下のように考え方を調整することがあげられます

すり抜け×認知的不協和理論の例
  • 事故なんてめったに起きないから大丈夫
  • すり抜けをしたら早く目的地に着けてツーリングが楽しいに決まっている
  • 警察が見てなきゃ大丈夫。捕まるやつは運が悪いだけ
  • バイクは道路の占有スペースが小さいんだから、ちょっとそれを利用させてもらってるだけさ

事故リスクをできるだけ過小評価してみたり、すり抜けを行うことのメリットを強調したり、そうした作用によって、自己矛盾を解消する等の例が想像されます。

すり抜けや頻繁な車線変更のハイリスクローリターンっぷりについて

上記、やってほしくない方の認知的不協和理論と私が感じる、「すり抜けは早く目的地につける」考え方。

これは本当にそうでしょうか。

データがなかなか見つけられなかったので、車での似た現象を考えます。

それは、追い越しや頻繁な車線変更ではないでしょうか。

私が車を運転するときにお守りにしている、自動車学校時代に教官からいただいた、自動車運転教本によると

追い越しは速くない。

とあります。

追い越し運転vs追い越さない運転

条件

国道1号線・静岡駅~愛知県境間102.6km

A車:60km/h走行で、可能な限り追い越し運転をする

B車:50km/h走行で、絶対に追い越し運転をしない

結果

A車:移動時間2時間19分(83台を追い越し)

B車:移動時間2時間29分(0台追い越し。ちなみに77台に追い越された)

時間差:10分

たしかに、やった方が多少早く目的地に着けるようですが、その差は102.6kmの距離で10分程度です。

一方、死角も多く、何があるかわからない道路ですり抜け、無理な追い越しや進路変更を行うことにより想定されるリスク。

100km超の距離をたった10分かせぐというリターンのために、そこまでのリスクを支払う。

果たしてリターンに見合うリスクでしょうか。

私は、あまりにもハイリスクローリターンだと感じます。

停車時ストレッチのすすめ

前述した、心理的リアクタンスと認知的不協和理論。

これを逆手に取ったらどうだろうというのが私のアイディアです。

ようするに、

私はあえて渋滞できちんと停車しているのだ」と意思を持つ(心理的リアクタンスにひっかからないようにする考え方)

や、

停車中にこういうことをしたら、よりバイクが楽しい」(認知的不協和の自己矛盾を解消する方向をちょっと変える)

ための私なりの発想です。

肩上げ・肩開き

肩上げ
  1. 両肩を、ぎゅーっとゆっくり上にあげる
  2. これ以上あがらないところで数秒キープ
  3. すとん。と肩を落とす

停車時間に応じて、片方ずつ行ってみたり、キープ時間を伸ばしてみる等アレンジすると楽しいです。

肩開き
  1. 肩甲骨を内側にぎゅーっとひねる
  2. これ以上ひねられないところで数秒キープ
  3. ふーっと力を抜く

この時、腰が反ると腰痛につながりますので、お腹をへこませるとなお良しです。

これらを行うと、前傾姿勢で凝り固まった肩や肩甲骨がほぐれ、とっても気持ちがいいです。

首と腕の力比べ

首と腕の力比べ
  1. 片手で頭を押す
  2. 手に押し負けないように、頭を押し返す
  3. 全力で力比べをする
  4. ふーっと力を抜く
  5. 手や角度を色々変えて「1~4」を繰り返す

待ち時間に応じて、角度を微調整すると面白いです。

あんまり片側に偏って発進すると気持ちが悪いので、対角線上に行っていくのがおすすめです。

ヘルメットの重さが加わった頭を支えるのに疲れた首が、喜びます。

タンデムシートで腰ひねり

タンデムシートで腰ひねり
  1. 後ろに振り返る
  2. タンデムシートにあるバーをつかまえる
  3. そのままキープ
  4. 反対側も同じようにやる

勢い余って立ちごけ注意です。

ひねりの動きは身体をほぐしてくれます。

私は後続車の方と目が合い、お互い会釈を交わしたことがあります。

片足ずつぶらぶら

片足ずつぶらぶら
  1. 片足を股関節でもちあげるようにぎゅーっと上にあげる
  2. 足を思いっきりのばす
  3. そのままぷらぷらーっと力を抜く
  4. 反対側もやる

下半身もほぐしましょう。

ステップにずっと足をのせて固定すると、結構疲労がたまります。

ストレッチ注意点:必ず【目を開ける】

身体に集中するあまり、つい目をつぶりたくなるかもしれません。

そうすると、周囲の車両の発進に気づかなかったり、何かあった時のとっさの対応ができなくなります。

あくまで停車中の時間つぶしをかねた身体のいたわりですので、目は開けておきましょう。

関連記事と「安全運転」タグ

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おわりに

この記事では、バイクのすり抜けが法的にアウトとなる事例が大多数であること、また思わぬ重大事故につながりかねないということをすでにご存じの方向けに作成しました。

すり抜けはだめだとわかっているけれども、渋滞まちのイライラにお悩みの方へ。

どうせなら積極的に渋滞時間を活用し、身体が楽になり、結果安全運転・快適で楽しいバイクライフにつながるかもしれない、私なりのアイディアをご紹介しました。

プロテクターなどの安全装備はお金がかかりますが、この方法はコスト0円。最高にコスパの良い安全対策だと思っています。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台作りの、何かのヒントになれば幸いです。

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