当記事は、本の電子書籍化、いわゆる自炊に欠かせないスキャナーの故障に関する記事です。
長年愛用していたタイトル機種が、2017年をもってメーカー修理対応期間が終了していることに気づきました。(当記事作成年は2022年)
もはや家族の一員となっていたs1500とお別れせずにはいられない状況になったため、
その個人的・追悼記事です。
読者様向け内容とすると、
- 古い機種でもメーカー対応期間が数年あること
- それでも限界があること
- 交換できるパーツと、メーカーに送らないと修理できないパーツがあること
などを情報提供できましたら幸いです。
メーカー対応不可部品(今回の故障):フィードローラー
ScannSnap s1500の中を開けると出てくる、赤丸で囲んだ樹脂(?)のパーツです。
こちらは、スキャンする書類を読み取り部分に送り出すためのローラーです。
どうやら、この部品は経年劣化で溶けたり、べたついたりするそうです。
新品画像を調べてみたのですが、新品はやや黄色みがかった透明色。
こんな色になるまで、そして形質が変わるまで、長年頑張ってくれました。
用紙の送り出しエラーや、これまでみられなかった、紙の痛み等が気になり出しました。
そしてついに、このローラーが用紙をぐちゃぐちゃに巻き込む事態になりました。
メーカー問い合わせ結果
こちらが、メーカー様からの回答でした。
ご対応、ありがとうございます。
販売年とメーカー対応期間
販売終了から6年ちょっと、メーカー様は対応くださっていたようです。
もちろんこの間、たくさんの後継機種が発売されています。
それでも販売終了からこれだけの期間、
対応してくださっていたことは、
長く愛用させていただいた私としては嬉しいです。
きっと、メーカー様も、長く使ってもらいたい気持ちから、こうした期間を設けてくださったのではないかな、と想像しています。
交換可能な部品について
この二つについては、自分でパーツを買って、交換できます。
純正のアプリケーションに、使用回数が自動登録され、交換目安時期になると通知してくれます。
古い機種で、いつパーツも買えなくなるかもしれない、と思ったため、
以前、いくつか予備を買っておきました。
今回は、その予備も、出番がなくなることとなりました。
↕︎両方とも、メーカー純正品ではなく、互換のある他社製品のようです。
思い出記録用:我が家の自炊コックピッド
つい最近まで現役稼働していた、ありし日のオリジナル電子書籍製作所の写真です。
自宅の棚を、専用スペースにしていました。
おわりに
大学院生時代から、就職、引っ越し、結婚と、長らく私の生活の変化に寄り添ってくれていた、s1500。
致命的なパーツ故障まで、多少の兆候は見せながらも、正確にスキャンし続けてくれていました。
漫画本、仕事に使う本、小説、臨床心理士&公認心理師資格試験、各種研修資料、などなど。
さまざまな資料を、電子化し、いつでもタブレットで持ち歩けるマイ本棚作成の要の一つでした。
交換できるパーツは交換しながら、使わせてもらいましたが、ついに修理不可パーツの故障とあいなりました。
私の自炊生活のためには、惜しむらくは代替品を購入せざるをえません。
s1500は、当ブログテーマである私生活の土台づくり・私版の、大切な一員でした。
今日、ここでお別れです。
本当に、今までありがとう。
そして、お疲れ様でした。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。
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コメント
私の持ってる古いスキャンスナップも、同じ箇所が、溶けてしまっており、交換できないかと情報を探しておりました。私の場合は、買った当初は頻繁に使用していたのですが、久しぶりに使おうと取り出したら、同じ箇所の故障に気がついたのですが。どこに問い合わせたら、いいかわからなかったので、記事を見て、修復不能とわかり諦めがつきました。ちなみに、これは普通ゴミで廃棄してよいのでしょうか?
みっこ様
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てるところがございましたのなら、幸いです。
自分で直せるもの、点検推奨箇所、メーカー修理必須のもの、保守期間があるもの等、
私も勉強になりました。
廃棄方法ですが、各自治体で方法が異なると思いますので、
お住まいの役場等にお問合せいただければと思います。
参考になるかわかりませんが、
私の場合は、
大きめの燃えない廃棄物扱いで、
役場の担当課の方と日付を合わせ、
回収していただきました。