こんにちは。
花粉症、悩まれてませんか?
私はめちゃくちゃ悩んでます。
スギだけに留まらず、四季折々の草花、ダニ、ハウスダスト…。
そしてアレルギー性鼻炎、ネコアレルギー。
私の鼻は満足に呼吸できた記憶が乏しいです。
そんな私ですが、耳鼻科で受けた「舌下免疫療法」(ぜっかめんえきりょうほう)により、かなりアレルギー反応が改善されて、文字通り新鮮な空気を身体に取り入れられるようになりました。
息苦しさだけでなく、慢性的に頭が痛かったりぼーっとすることも、かなり改善され、集中力もアップしました。
今日はそんな舌下免疫療法について、患者側の体験談としてご紹介したいと思います。
※私は専門医でもなくあくまでただの患者です。
詳細は、地域の耳鼻科にお尋ねください。
また、効果にも個人差があるそうです。
あくまで、一個人の体験談としてご覧いただけますと幸いです。
そもそも、舌下免疫療法とはなんでしょうか。
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
アレルゲン免疫療法ナビ『舌下免疫療法とは』
ダニ もしくは スギ花粉 のアレルギーに対して、これまでは注射を毎日しないといけない、と結構大変な治療法でしたが、お薬を舌に一定時間入れる「負担の少ない」方法で治療できるようになった、ということのようです。
実際、身をもって治療を体感しましたが、注射することと比べたら、毎日自宅で数分、薬を舌の下においておけばOKで、それを続けるだけで徐々に花粉症が楽になりました。
さて、舌下免疫療法を受ける準備から治療終了までの流れをお伝えします。
- 地域で舌下免疫療法を行える耳鼻科を探す
- 耳鼻科にてアレルギー検査を行う
- 舌下免疫療法適用について耳鼻科と相談
- スギ花粉の場合「6月から11月くらい」に治療スタート
- 万一の時に病院で提示する舌下免疫療法治療中のカードを携帯する
- 2~3年間、1日1回服用する
- 1か月ごとに、定期的に耳鼻科でチェックを受ける
こんな感じで、治療は一区切りします。
各項目の説明をしたいと思います。
地域で舌下免疫療法を行える耳鼻科を探す
まず、舌下免疫療法は、治療可能な耳鼻科が限られています。
私は、「舌下免疫療法 探す」などで検索したら出てきたサイトを使って、最寄りの対応耳鼻科を見つけました。
現在、舌下免疫療法はスギ花粉もしくはダニアレルギーに対応しておりますので、興味のある方を選んでください。私はダニもアレルギーを持っていますが、ひとまず、スギ花粉の治療をしました。ダニはこれからやろうかな、と思ってます。
耳鼻科にてアレルギー検査を行う
続いて、耳鼻科にてアレルギー検査です。
上述したように、舌下免疫療法は「ダニ」か「スギ花粉」が対象です。
もしこれらのアレルギーを持っていなかった場合、治療はできません。
私は、舌下免疫療法希望の旨を耳鼻科でお伝えしたら、そのまま自然に検査の流れとなりました。
ちなみにその時の検査結果がこれです。
要するに、四季折々の植物と、ダニ、ハウスダスト、…一年中何かに反応しているのです。
これは…治療し甲斐が…あるってばよ…。
舌下免疫療法適用について耳鼻科と相談
さて、スギだけでなく、一年中何かに反応するとわかった私。
スギだけ治しても、スギ以外の季節で苦しいってことですか?
Drいわく、あくまで個人差によるところが大きいですが、メインとなるスギに反応しなくなるだけで、体感としてかなりマシになるようです。スギの時期はもちろん、その他の時期も、相対的に楽になる、かも、ていう認識です。ちょっと専門家に詳しく聴いてみたいところですね。
続いて聞いてみました。
スギとダニを同時に治療できますか?
おすすめしません。
なぜなら、舌下免疫療法は、アレルギー反応のもとになる、アレルゲンを摂取する治療法です。
そのため、体質によって、一時的にアレルギー症状が強くなることがあります。
だから、ダニとスギを同時に行うのは、リスクが高いです。
いわゆる抗アレルギー薬を飲んで症状を抑える…のではありません。
そういうわけで、まず私は「スギ花粉」を治療することとしました。
スギ花粉の場合「6月から11月くらい」に治療スタート
続いてDrはおっしゃいました。
スギでしたら、6月くらい~遅くても11月くらいに始めるといいですよ
それは、さっきおっしゃっていた、
「舌下免疫療法はアレルゲンを摂取する治療法」
ということに関係するんですか?
イグザクトリー(その通りでございます)。
開始直後は身体がまだ慣れていないので、
スギ花粉が飛散している時期は身体への負担が高すぎるので、
おすすめ時期は
その年のスギ花粉が落ち着く6月頃~。
そして来年のスギ花粉が飛散する前に余裕をもって11月まで。
6月~11月。この間に開始することをおすすめします。
そうして、時期に気を付けながら、スタートしました。
なお、治療初日は、危険な反応が出ないかチェックすることを兼ねて、「耳鼻科にて投与」「投与後一定時間、耳鼻科にて待機」します。
万が一過剰に反応した場合に備えるための、初回のみの対応だそうです。
ちょっと記憶があいまいですが、30分くらい、耳鼻科で休んでました。
ですので、特に初回は時間に余裕をもっての通院をおすすめします。
万一の時に病院で提示する舌下免疫療法治療中のカードを携帯する
初回のチェックが無事終わると、耳鼻科から診察券以外に、新しいカードがもらえます。
カードの名前は失念してしまいましたが、
- 氏名
- 舌下免疫療法を受けている旨
- 舌下免疫療法を受けている耳鼻科名
- 緊急連絡先
等が記載されておりました。
これは、治療が基本的に自宅で行うことになるため、もし急激なアレルギー反応が起きた場合、通っている耳鼻科以外の病院にかかった場合に、処置がスムーズになるために、携帯するよう指示されました。
なお、私は無事、このカードを一回も使わずに治療が終了しました。
お守りみたいなものですね。
2~3年間、1日1回服用する
一気にアレルゲンを摂取すると、アレルギー反応が出てしまいますので、徐々に、徐々に、毎日、繰り返し服用していきます。
そのためどうしても、期間がかかるようです。
ただ、治療完了まで花粉症は楽にならないかと言うとそうではありませんでした。
開始して半年以上くらい後にスギ花粉シーズンが到来するわけですが、その時には、例年と比べて幾分症状が楽になっていました。
もちろん完全に症状が抑えられたわけではありませんが、従来の抗アレルギー薬での対症療法と並行しながら、ゆっくり体を慣らしていきました。
その結果、シーズンごとに徐々に楽になり、気づいたら服用が習慣化され、あっという間に治療期間が過ぎていた…という体感でした。
1か月ごとに、定期的に耳鼻科でチェックを受ける
これには大きく2つ、理由があります。
- 危険なアレルギー反応が起きていないか定期確認
- 治療の進行に応じて、徐々に薬の濃度や量を増やす
基本的には自宅で毎日薬を舌の下に数分間入れる治療を続けるわけですが、上記目的で定期チェックを行うことで、リスク回避、そして効率的な治療進行につながります。
まとめ
大まかな私の舌下免疫療法の流れは以上です。
期間はかかりましたが、徐々に効果が表れ、シーズンごとに更に楽になり、服用にも慣れてすっかり習慣になるころに終わり…という感じでした。
これまではシーズンになると常にティッシュを箱ごと携帯、鼻がつまるから料理はあんまりおいしくない、頭がぼーっとしたり痛い、集中できない…。
それが常だったため、もはやそれが体調が悪かったと気づかないくらいでした。
しかし、この治療によって「症状が出ない日常」を経験すると、これまで、人生にとんでもないハンディを背負っていたんだなと、大げさでなく感じました。
費用も保険適用ですので、ご興味があれば、気軽に対応する耳鼻科に尋ねてみてくださいね!
対応する地域の耳鼻科を探すには「舌下免疫療法 探す」などで検索すると出てきます。
さて、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台作りの、何かのヒントになれば幸いです。
コメント