コロナ禍において中止が続いていた心理リハビリテイションキャンプが規模縮小で再開されました。
そちらの感想集に載せる文章を依頼いただきました。
文字制限もなく自由に好きに書いてくださいとのことだったので、お言葉に甘えて好きに原案を書きました。
適宜修正があればご連絡いただくことになりますが、まっさらな自分の今感じていることを記録するために、自分用メモとして、以下記録します。
さいしょのごあいさつ
このたびは第◯回〜〜心理リハビリテイション〜〜キャンプの開催が叶いましたこと、誠に嬉しく存じます。
コロナ禍等の逆境を乗り越えキャンプ再開という豊かな実りが成ったことは、ご後援の方々、保護者様、SV、トレーナー、皆様の日頃所属する職場等の配慮、そして何よりもトレーニーさんご本人、皆様のお力を束にしたからこそだと感じます。
そのごくごく一端に関わらせていただけたこと、光栄の至りでございます。
さてこちら感想文、文字制限はないということに甘えて、とりとめなく長々と感想を書かせていただきます。
もしご興味お寄せいただけましたら、お付き合いいただけましたら幸いです。
自己紹介と動作法と私
こうして感想集にも筆を取らせていただく機会をちょうだいし、大変嬉しく思います。
さて、私は○に移り住んだのも日が浅く、日頃学校関係にも所属しておらず、こちら感想集をお手に取られる方々からすると、私は一体どこの何者なのかわからず、どうこの感想を読めばいいか困らせてしまうかもしれません。
そこでまずは、自己紹介を兼ねて、○キャンプとご縁が結べた軌跡の概要から、お話しさせていただきたいと思います。
私、大学生の頃より○にて動作法と出会いました。きっかけは、たまたま学科の教授が月例会に携わっているということで、軽い気持ちで参加したことです。以降、「○会」、「○会」、「◯会」、は「◯」〜〜〜などのキャンプで、育てていただきました。
家庭の事情で◯に移り住み、◯の動作法関係者の方(恩師の○先生や、◯先生他多数)から◯の◯先生と、とある年の全国大会にてつないでいただいたのが、こちら皆様とご縁を結べた瞬間でした(紹介いただいた際、いいトレーナーが○に行きます等目の前で言われ、「ハードルが上がるじゃないかやめてくれえ先生!」と心の悲鳴をあげていたのは内緒です)。
普段は、精神科にて心理士をしています。
今回キャンプの感想
今年のキャンプの漢字一文字〜私編〜
今回のキャンプは私にとって、漢字一文字で表すと「初」です。
◯に移り住んで少し生活が落ち着いた頃にコロナ禍と重なり、「初」の◯キャンプ参加。
これまではトレーナー参加のみのところ、「初」のSVとしての役割ご拝命。
「初」めて数日間、◯のトレーニーさん達と生活を共にしました。
そんな「初」ずくしの新参者の私がこのキャンプでどう過ごすかを、うーんうーんと考えました。
まだ知らぬ皆様それぞれの生活や動作法での取り組みの歴史を尊重し邪魔をせず、かつ、ただにこにことしたお客さんとして空気のようにもならず、何かちょっぴり私の存在がプラスの意味を持ちたい。
そんなことを参加前に考えました。
トレーニーさんはキャンプの主役として、主体的に、自分の身体と心と向き合い関わります。
トレーナーさんは、そんなトレーニーさんと常に二人三脚で歩みます。
保護者さんはそんなキャンプの環境を下支えします。
ではSVは?トレーニーとトレーナーが二人三脚で取り組まれることをどうサポートさせていただくか、新参者かつ経験の浅いことを言い訳にせず、今私が提供できる全身全霊で、等身大の私として役割を全うすることだと、こっそり誓いを立てました。
キャンプを迎えると、初日からそれぞれ、トレーニーさんはこんなことを目標にしたい、と、どの方もそれぞれの主体性を発揮されていると感じました。
もちろん、直接言語にはされないトレーニーさんも、保護者さんの口を借りたり、ご自身の身体をもって、トレーナーに目標を伝えていらっしゃいました。
そんなみなさんの姿に、私もメラメラと熱く感じることとなりました。
トレーニーさんとトレーナーさんはまさに二人三脚で、立てた目標のためにどんな動作課題が必要か、その課題に安全安心に取り組むにはどんなサポートが必要か、身体と心のやりとりを通し、キャンプの日程を進めていらっしゃいました。
私含むSVらは、そんな皆様のエネルギーを、目標達成のためにいかに方向づけ、サポートしていくか、それぞれ汗をかきながら、皆様をおいかけていました。
(皆様の前ではどっしり構えつつ、舞台裏では必死に先輩SVやベテラントレーナーに相談していたのは、キャンプ期間中バレずにいられましたでしょうか?
実は◯の先輩にも連絡して心の安定を図っていました。)
トレーナー研修
「初」めて担当したトレーナー研修では、トレーナーの先生方が、トレーニーさんと共に歩むためにどんなことが役に立つかということを、うーんうーんと考えながら開催させていただきました。
前日の◯先生が、「安全に、安心して取り組む」ことの大切さをじっくりと取り組んでいただいたので、私は、「意図、努力、身体運動」という動作法の大元から、「意図」をテーマに研修をさせていただきました
(ひよっこが偉そうに、という私の内なる声には一端お休みいただきながら)。
キャンプでどうなりたいという意図を持って取り組まれるトレーニーさんに対し、トレーナーはどんな意図を持ってその手を差し出すのか、ということを扱いました。
トレーナー同士があえて色々な意図を持ってペア役に触れてもらう。
そうすると、何がどう伝わるのか、かえって邪魔になるのか、サポートになるのか、等、皆様とてもそれぞれの感性を豊かに感じてくださる姿に、感動しました。
「ここは動いて欲しいからソフトに、ここは動いて欲しくないけどまだ本人は不随意に動かしちゃうからブロック、て使い分けるのか」「こっちが迷ってるとそれが伝わりあってトレーナーもトレーニーもどんどん不安になるかも」
等、それぞれお感じになられたことを共有いただけたこと、とても嬉しく感じました。
保護者研修
「初」めて担当した保護者研修では、どの方もそれぞれの思いで、そして決して生半な気持ちでは継続できないものを背負って、月例会の維持・キャンプの運営継続、日々の生活を送られていると感じました。
だからこそ、私の担当する保護者研修の時間は、お子さんへの日頃接するテクニックや親としてどう関わるかというところから解放されて、親御さん一人一人が、何より自分のためだけに、わがままに過ごしていただきたいと願いながらの研修受け持ちをしました
(私の手技があまり実力を伴っていないかもという不安の声は一端脇において)。
親御さん方が、この動作を我が子に〜とか、SVやトレーナーへの感謝や気遣いが出るのを、この時間だけはストップしてもらいました。
大した手技はお伝えできませんでしたが、親御さん同士がお互いの手のあたたかさを感じてくださったのか、「触れてるだけで何か感じる」「手って、心地いい」と言ってくださったり、「今背中のここが痛い!」と訴えてくださったのが、とてもとても嬉しく感じました。
おわりに
私をこれまで指導してくださった多くのSVの先生方が、「SVはキャンプが進むと寂しくなる」と仰っているのを時々耳にしました。
今回、トレーニーさんが自らの身体と向き合い、目標に向かって歩まれる姿、そこに伴走するトレーナーの姿を見ていると、少しずつ私が口出し手出しするのが野暮になっていくことに気づきました
(元々、ベテラントレーニー×トレーナーの組み合わせで、私が出せる口や手などほとんどありませんでしたが)。
「ああ、これが、寂しくなるということか」と発見がありました。
今回のテーマは、『ただいま』です。こちらは、様々な逆境を乗り越え再開されたキャンプに、皆様がそれぞれの想いで主体的に「ただいま」と帰ってくるという意味合いが含まれていると聞きました。
まさにそのとおりで、皆様が自分の心と身体に真っ向から向き合う姿に、新たな発見と学びが多くありました。
縁あって◯や◯のキャンプそれぞれに参加させていただきましたが、様々な地域、日本中で、動作法の輪が力強く、脈々と繋がっているのだということを改めて感じました。
これからもお付き合いしていく自分の心と身体。
キャンプが一区切りして、それぞれの生活に「ただいま」と帰られる皆様。
終わりはなく、これからも続く、生き生きとしたご自身の身体と共に、歩まれて欲しいと心よりお祈り申し上げます。
そのお手伝いを続けるためにも、私自身も同じことを心がけていきます。
歴史ある第◯回キャンプ開催の善き日を祝って
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。
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