こんにちは。
今日は【手挽き】コーヒーミルの話です。
また、コーヒー豆のおすすめ保管・保存方法はこちらの記事をご覧ください。
コーヒーをハンドドリップしていくと、次第に、豆から挽いてみたくなりませんか。
コーヒーミルには手動、電動とあります。
人力が不要な電動は便利ですが、豆をカットする刃の材質や仕組み等によってはおすすめできないものもあり、また値段もピンキリです。
手動のミルは、時間と挽く手間が少しかかりますが、のんびりとしたコーヒータイムや、アウトドアでコーヒーを淹れる時など、いろんな場面で使えます。
また、良い手動ミルは、良い電動ミルと比べて価格もお手頃なものが多いです。
今日は、私が愛用している手動のコーヒーミルをご紹介させていただきます。
ポーレックス様の製品、コーヒーミル ミニです。
ポーレックス コーヒーミル ミニ
私が使っているのは旧型で、現行品はより便利になったものが発売されています。
こちらは、私が持っているものより新型で、「2」が冠されています。
以下、「2」や「新型」表記はこの新しい方を意味します。
「旧型」は、私の持っている古い方(2がついていない方)を意味します。
後述するイマイチな点の内、かなりを改善してくれているようです。
今買うなら、新型が欲しいなあ。
イマイチな点(旧型ベース)
私の持っている旧型での不満を主に述べたいと思います。
なお、新型になって改良されている部分もあります。
改良された点については、「(改良済)」と書きますね。
- 一度に大量に挽くことができない(せいぜい20g2杯分が限度)
- (改良済)小さいため、大きい他の据え置きミルと比べると力がいる
- (一部改良済)粒度調整が手間
- 刃の分解をすると細かなパーツが失せやすい
- 金属刃と比べて、若干精度が落ちる
- (改良済?)金属刃と比べて、力がいる
- (改良済)ハンドルがすっぽ抜けやすい
一度に大量に挽くことができない(せいぜい20g2杯分が限度)
小ささがウリの商品ですので、粉の大量生産には向きません。
二人が一杯ずつ飲む量が限界です。
それ以上の人数や、お代わりする時は、数回に分けて入れましょう。
ちなみに、姉妹品の、「ポーレックス コーヒーミル」があります。
こちらは大体30g位、一度に豆が挽けるそうです。
(改良済)小さいため、大きい他の据え置きミルと比べると力がいる
据え置きのミルというと、例えばこんな商品があります。
とても雰囲気がよく、趣深いと思います。
据え置きタイプの良さは、その大きさと重量からくる安定した挽き心地です。
置いた机の力も借りられるため、比較的小さい力で挽くことができます。
一方、ポーレックス コーヒーミルミニは、その小ささゆえ、置いて挽くことに向きません。
片手でミルを固定し、片手でハンドルを回します。
そうすると、意外と疲れます。力がいります。
据え置きタイプと違って、本体の重さや、置いた机の力を利用できないからだと思います。
コツとしては、ミルを持った手も、ハンドルと逆方向に回し、両手で挽くようにすると、比較的楽です。
ミニはゴムバンドが付属されていて、これがいい感じに滑り止めになって、回しやすいです。
私のものはある日なくなっていましたので、とりあえず輪ゴムでくくりつけてます。(当記事のトップ画像参照)
それでも据え置きタイプの方が挽く力はいらないと思います。
※新型になり、同じ力で1.3倍の豆を挽くことができるようになったそうです。
つまり1.3倍楽になったということですね。
(一部改良済)粒度調整が手間
これは多分、手動タイプのミル全般に言えることだと思います。
ミルの刃付近にある調整ダイアルを操作して、挽き目の細かさ(粒度)を調整できます。
↓ここからはポーレックス コーヒーミル ミニの弱点です。
ダイアルだけを持つと、空転して調整できません。
空転しないように、押さえてあげる必要があります。
小さいミルなので、不器用な私は毎回手間取ります。
また、「今どれくらいの粒度か」が見た目でわかりません。
方法としては、
- ダイアルを一番緩めるか、一番キツくする
- 「カチカチカチ」という音と感触を頼りにダイアルを回す
- 必要な分カチカチと音が鳴ったら終了
という流れです。
途中で誰かに「今何時?」とか聞かれた日には、何回ダイアルを回したか忘れて、最初からやり直しです。
ほんっっっとうに面倒くさいです(主観)。
対策として、何度か調整している内に、お気に入りの粒度がなんとなく見つかるので、「よく使う粒度に固定」してます。
折角細かく調整できるのに、調整方法が果てしなく面倒くさいので、ほぼいじりません(主観)。
分解掃除するとリセットされます。
※この内、新型は「ダイアルが掴みやすい」よう改良されたようです。
相変わらず現在の粒度が見た目からわからない点はあるようですが、調整しやすくなったのは非常にありがたいです。
刃の分解をすると細かなパーツが失せやすい
本体が小さいので、パーツは当然もっと小さいです。
パーツを全てバラバラにすることができますが、要注意です。
私は分解掃除などでバラす時は、絶対に無くさないよう、箱の中にパーツを保管したりしてます。
ただ、公式ページから、各部品を個別に注文できるようです。
無くさないように細心の注意をはらいつつ、無くなったら注文しようと思っています。
もしくは新型に買い替えかな。
金属刃と比べて、若干精度が落ちる
ここからのデメリットは、刃の素材の違いとなります。
ポーレックス コーヒーミルは、セラミックの刃を使っています。
セラミック刃は、豆を臼のようにすりつぶします。
金属刃は、切り刻みます。
個人的には全く問題ありませんが、それでも比較すると、金属刃の方に粉の均一さという点では軍配が上がります。
(改良済?)金属刃と比べて、力がいる
これはセラミック刃を使っているミルと、金属刃を使うミルの違いです。
セラミック刃は、前述の通り臼のようにすりつぶします。
金属刃は、切り刻みます。
方式の違いのため、金属刃の方がハンドルを回す力が少なくすむようです。
新型になり、より軽い力で回せるようになったそうです。
どこまで金属式に迫ったかは、持っていないので不明です。
(改良済)ハンドルがすっぽ抜けやすい
よりコンパクトに収納するために、ハンドルが外せます。
しかし、ハンドル接続部の形が五角形の突起です。
これが、挽く途中でスポッと抜けやすい。(主観)
私が持っている旧型のものは、何年もかけて少しずつ角が削れて益々すっぽ抜けます。でも現役。まだまだ使います。
新型になり、この形が改良され、すっぽ抜けにくい形になったようです。
新型の主な改良点(公式調べ)
個人的にいいなと思ったところを抜粋します。
- 同じ力で1.3倍の豆を挽くことができる→より軽い力で挽ける
- 粒度調整ダイヤルが掴みやすく改良→旧型は本当にやりづらい
- ハンドル接続部の形の変更→すっぽ抜けにくくなった
他にも、粒度調整がより細かくできるようになったり等、改良点はたくさんあるようです。
詳細は、公式ページをご確認ください。
おすすめな点
- 小さいので、アウトドアで楽しみやすい
- セラミック刃なので、金属臭がうつらない
- セラミック刃なので、錆びない
- セラミック刃なので、丸洗いできる
- 粒度調整がかなり細かく調整できる
- おすすめできる電動式と比べてお手頃価格
小さいので、アウトドアで楽しみやすい
イマイチな点で挙げた、「小さいので一度に大量にひけない」。
これは、小ささを活かす用途では長所になります。
省スペース、軽量、少量で事足りる場面。
そう、これはアウトドア向きではないでしょうか。
ソロキャンプの朝の一杯や、デュオキャンプでのホッと一息コミュニケーション。
ああもう素敵!
…失礼しました。
手のひらにすっぽり収まる小ささです。
セラミック刃なので、金属臭がうつらない
最近の金属刃式も改良されているので、差はないかもしれません。
ただ、そもそも刃が金属でないので、金属臭はする余地が一切ありません。
セラミック刃なので、錆びない
最近の金属刃(以下略)。
こちらも、金属でないため、錆びるということがそもそも起きません。
セラミック刃なので、丸洗いできる
金属の刃は、ものによっては洗えないものもあったりします。
セラミック刃のこちらは、分解して丸洗いできます。
その後しっかりと乾燥させてやれば、古い豆の残骸が残らず、いつでも新鮮に豆を挽くことができます。
粒度調整がかなり細かくできる
イマイチな点で、旧型はとにかくダイアルが調整しづらいと挙げましたが、新型は、ダイアルが持ちやすく改良されたようです。
さらに、旧型も相当細かく粒度を調整できたのですが、新型は2倍以上細かく調整できるようになったようです。
公式によると、旧型は1メモリ80ミクロン、新型は37ミクロンの細かさになったようです。
1ミクロンは、1ミリメートルの1000分の1。
職人技ってすごいなあ、とまともな感想が出てこないほど細かいです。
ますます、新型も欲しいなあ。でも旧型も十分満足で現役です。
おすすめできる電動式と比べてお手頃価格
電動のミルのおすすめは別記事でご紹介したいと思いますが、ポーレックス コーヒーミルミニに近い価格帯の電動式は、個人的にお勧めできないものが多いです。
詳細は別記事に譲りますが、お勧めできない電動式はプロペラ式という刃を採用しています。
お手頃価格で良いのですが、正直、私は不満で仕方なかったです。
プロペラ式の電動ミルは私に合わないことを学べたという点のみが、買ってよかった点です。
話が脱線しましたが、個人的にお勧めできる電動式のミルは、桁が一つ上がります。
自分で試しに豆を挽いてみたい、という方にお勧めできる価格ではありません。
その点、ポーレックス コーヒーミルは、電動式と比べて、性能からするとかなりお手頃価格だと思います。
おわりに
ポーレックス コーヒーミル ミニ(新型は2)は、コンパクトでアウトドアでも使いやすいです。
また、丸洗いできる点も、予想外な汚れがつきやすいアウトドアでおすすめできる点でしょう。
小ささゆえに、一度にたくさん挽くことができない、据え置き型と比べると挽く力がいる等の点もありますが、それは用途、あなたの流派次第です。
加えて、私がお勧めできる電動ミルと比べると価格帯も一桁下がり、比較的買いやすい値段だと思います。
ペーパードリップに興味が出てきたらまずドリッパーを。
そして、豆から挽くならコーヒーミルを。
そういったステップアップとしてもお勧めです。
なんなら「これ以上買い足さなくてもいいかも」と思える可能性も高いポテンシャルを秘めたミルだと思います。
もちろん、据え置き型の風情の良さ、安定感も良いです。
目移りしやすい私からすると、むしろあれもこれも欲しくなります。
個人的には、家でも使いやすいし、外でも使いやすいこちらのミルは、壊れない限りずっと持ち続けているんだろうなあ、と感じています。
壊れたら新型の「2」かな(笑)。
ポーレックス様 コーヒーミル ミニの「2」
よかったらご一考くださいませ。
関連記事として、おすすめのコーヒードリッパーの記事はこちら。
加えて、コーヒー豆のおすすめの保存方法の記事はこちら。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。
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