こんにちは。
地震などの災害への備えはどうされていますか。
我が家二人夫婦は、災害時の避難場所の確認と共有、自治体のハザードマップの確認、非常持ち出しグッズの準備、7日間分の在宅避難準備を、少しずつ進めています。
その記録を作っていったら量が多くなってきましたので、少しずつ記事を分割したいと思います。
今回記事では、その中でも、食関係の防災グッズ、備蓄を主に取り扱いたいと思います。
他の関連情報は、別記事にてご紹介いたします。
防災グッズは、通販でセットになっていますが、よくよく中身を検討すると、不足したり、不要なものだったり等で、
防災グッズは、セットを買うより、必要なものを個別に買いそろえた方が良くね?
という結論に達し、そろえていきました。
あくまで我が家二人夫婦の一例ですが、参考になれば幸いです。
ちなみに我が家は、災害への備えを進める中、「どうせ非日常の備えをするなら、日ごろキャンプとかで慣れ親しんでおいた方が、遊びながら災害への備えになっていいんじゃないか」という発想にもなり、我が家にキャンプブームが訪れました。
その辺の話も記事にしたいと思います。
防災グッズ集めからキャンプで遊ぶ発想へ
ロープ、携帯コンロ、外で寝る、寝袋、自宅以外の環境で過ごす…。
ただでさえ非常時という高ストレスが予想される状況で、不慣れな道具や環境、最悪外で生活する、といったことを考えると、いくらかは道具を使い慣れたり、自宅以外の非日常で過ごすことに慣れることも大切かと考えました。
かといって、日ごろからサバイバル生活を想定して過ごすようなハングリー精神は持ち合わせていません。
非常時用のペラペラで身体が痛くなりそうな寝具を使うのも嫌です。
なんで辛い時に辛いことをしなきゃいけないのか。
ゆるくでもいいので、非日常での生活経験を積めないか。できれば楽しく快適に。
だったらキャンプで遊んだらいいんじゃない?
こういう発想に至り、在宅避難品半分、キャンプで遊ぶ用途半分、といったことで道具を集め始めました。
数年保存の食料などは、期限が切れるまで使わずに済めば、交換のタイミングで感謝を込めて、キャンプの素敵なロケーションでいただこうと考えています。
防災グッズ大別<在宅避難用><非常持ち出し用>
ご紹介の前に、防災グッズの考え方の大別は以下のとおりです。
備蓄品・在宅避難用
在宅避難とは、各自治体等でも紹介されておりますが、避難所に行くのではなく、自宅が無事ならば、自宅内で避難することを指すようです。
最低3日分、できれば7日間分、一切の食料やライフラインの供給がなくとも生きていける用意が必要です。
非常持ち出し用
非常持ち出し用も、細かく分けることができるそうですが、災害時にさっとある程度身軽に持ち出し、避難所などで1日を過ごすための用途の物品です。
特に、ご自宅周辺のハザードマップ確認が重要かと思います。
津波、土砂災害、水害、など。
すぐ逃げないと命に関わるような地域ですと、大切になりそうです(独断と偏見)
上記から、最悪、「荷物を持って全力ダッシュ!」が想定されそうです。
体力と相談しながら、最低限で、コンパクトにまとめる必要があるようです。
なお、非常持ち出し用は、常に持ち歩く「常備持ち出し(EDC)」、1日生き延びる「1次持ち出し」、3日程度以上生活する「2次持ち出し」等に細分できるようです。
ご興味があれば、検索してみてください。
私の中でのイメージは、当記事で言う非常持ち出し用は1次持ち出し、当記事での備蓄・在宅避難用が2次持ち出しに相当するのかなと思っています。
↓外出時はほぼ常に持ち歩いているEDC防災ポーチの中身
必要な日数は最低3日、できれば7日
Tenki.jp様によると、
災害発生から3日を過ぎると生存率が著しく下がってしまうため、災害発生から3日間は人命救助が最優先になります。道路の復旧や避難所への物資輸送はその後になるので、まずこの3日間を自力で乗り越えられるよう準備しましょう。
tenki.jp 知る災害より引用
災害3日間は、物資の援助よりも人命救助最優先となるため、自力で生き抜く準備が必要と言うことでした。
そしてさらに、Yahoo!防災速報の防災手帳を読むと、
過去の経験によれば、災害発生からライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多くみられます。
また、災害支援物資が3日以上到着しないことや、物流機能の停止によって、1週間はスーパーマーケットやコンビニなどで食品が手に入らないことが想定されます。
Yahoo! 天気・災害 防災手帳より
これら理由から、備蓄は最低3日、できれば7日、と言われているのだと思われます。
また、過去の災害から、ライフラインの復旧は、
とのことです。
物流の再開や支援物資等の力を借りることも大切ですが、せめて電気が復活する6日間くらいは、自前で電力確保したり、加熱不要の調理、携帯ガスコンロの準備などをして置きたいと感じます。
特に、水分が無くなると詰むので、水の備蓄や、支援を受けた時に水を保存する容器の確保は重要かと考えます。
【食関係】防災・非常時グッズ【我が家二人夫婦版】
ここからは、我が家で実際に揃えている物品をご紹介します。
当記事では、食関係です。
↓以下、商品ページや画像を随時更新していきます。
水
カムイワッカ麗水 15年保存水
決め手は、調べた範囲では最長保存年数の15年。
加えて、2008年の洞爺湖サミットで、G8トップに提供されたお水ということも、私の中で箔がすごい。
1日3L×人数×日数 で必要分を購入しました。
二人ですと、42lです。
水の容器
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ポリタンク ボルディー ウォータータンク
5L、10L、20Lサイズ展開。
がばっと大きく開いて水がいれやすい。
コックがついていて、蛇口のように水が出せます。
キャンプで使ってみましたが、なかなか使い勝手が良かったです。
一度に入る量が大きく、また箱状で形が安定するので、給水車等から補給をうけるのもやりやすそう。
ただ、容量が大きいので、満水時は重い。
エバニュー ウォーターキャリー/ウォーターバッグ
ソフトタイプの水の容器。
サイズ展開がいくつかあります。
ウォーターキャリーはシンプルな袋。
ウォーターバッグは、がばっと大きく開く入り口付き。
我が家は2Lのキャリーと、3Lのバッグをそれぞれ使っています。
蛇口から入れたりするのに便利なキャリー。
川の水等を入れ、下記の浄水器と接続したりする用途で便利なバッグ。
おそらく、給水車等から援助を受ける時に入れやすいのはバッグの方。
バッグはがばっと開く分、乾燥もさせやすいです。
棒にキッチンペーパーをつけたものをバッグに突っ込んでおくと、いつの間にか乾いています。
どちらも、使わないときはくるくると丸めてコンパクトにしまえるのが強み。
↑こちらが、ウォーターキャリー。
よりコンパクトでシンプルなもの。
↓こちらが、ウォーターバッグ。
大きくガバッと広がるところが好き。
ソーヤーミニ 携帯浄水器
川の水、泥水等も飲めるようになるそうです。
細菌やバクテリア、北海道のエキノコックス等も除去できるようです。
フィルターの寿命は10万ガロン=38万リットル。
1日に一人が必要とされる3Lを毎日浄水し続けても、一生かけて使いきれないほどの長寿命です。
二人で毎日6L使っても、100年くらい持ちます。
フィルターの目詰まり掃除は、付属の注射器のようなものをとりつけ、浄水と逆方向に水を押し出してやるだけのお手軽仕様です。
ただ、水に溶けた重金属や化学物質には弱いそうなので、明らかにやばいところの水は非推奨。
ペットボトルの口と接続が出来ます。
なお、上記のエバニューウォーターキャリー/バッグにも接続可能です。
ウォーターバッグを改造して、吊るせるようにすることで、自動浄水システムを構築してキャンプをする先達がいました。
おやつ
非常時に甘いものは心の栄養。
と考えています。
えいようかん
井村屋様の保存食。
5年保存がききます。
I love井村屋。
ようかんがとても美味しい。
チョコ味もあります。
箱の裏には、緊急時の伝言ダイヤルと使い方も書いてあります。
江崎グリコ ビスコ保存缶
おいしくて、つよくなる。
ビスコの防災版。
5年6ヶ月保存できます。
空き缶は簡易クッカーにもなりそう。
こちらも缶に災害用伝言ダイヤルの使い方が書いてあります。
おかず
調理がほとんどいらないもの、かつ長期に保存がきくもので集めています。
加熱なしでそのまま食べられるもの、加熱すればよりおいしくたべられるもの、等が中心です。
5年保存温めずに食べられるカレー職人
カレーが好きなので。
温めたいけれど、温めなくても食べられるのが非常食的に便利そう。
おいしい防災食シリーズ
おかずあれこれ。
普段の私の食事よりバリエーション豊か。
こちらも、あたためてもいいし、そのままでも食べられる。
色んな種類や数の展開がありますので、お好みに合わせられます。
アルファ米
おかずは何のためにあるか。
それは、ごはんを美味しく食べるため(偏見)。
アルファ米は、一見、乾燥した調理前の生米のような見た目です。
しかし、人間は生米は消化が難しいそうです。
アルファ米は、一度おいしく炊き上げたご飯を、急速に乾燥させ、食べる時は水かお湯で戻せるようになっているお米です。
消化が難しい生米がベータ。
炊いた米をそのまま放置して乾かしたものもベータ(食べるには再加熱必須)。
急速乾燥・水かお湯で戻せる状態のお米がアルファ。だそうです。
尾西のアルファ米セット 5年保存
お湯で15分。
水で60分。
5年間保存がきく。
中にスプーンが入っている。
軽い。
防災や登山、職場の戸棚に非常食。
お野菜
カゴメ 野菜の保存食セット
そろそろお野菜が恋しくなります。
フリーズドライの野菜という手もありますが、数年保存が効くこちらもあります。
製造から5.5年保存が効く野菜スープと野菜ジュース。
ジュースは防災仕様デザインで、ヘルメットを被っています。
火器・調理器具
いちおう、そのままで食べられたり、水だけで食べられるもの中心に食関係を集めていますが、それでもやっぱり火が使えたり、あたたかくできるとホッとします。
EPI アルミ食器3点セット
これとガスバーナー等を組み合わせれば、アルファ米ではなく、普段食べているお米も炊けます。
1合を炊く際の目安は、我が家の実験結果…
キャプテンスタッグ 林間ハンゴー 4合炊き
われらが鹿番長ことキャプテンスタッグ様の飯ごう。
パール金属様のアウトドア部門がキャプテンスタッグ。
我が家で珈琲に使っているIH対応ドリップケトルもパール金属製。
こちらのハンゴーは、ソラマメ型の兵式と、深型のお鍋みたいな丸形の二種類。
最大4合までお米が炊けます。
内蓋は2合のお米が計量できます。
我が家では日ごろのキャンプで、炊飯ではなく、なべ物・汁物を作るのに活躍することが多いです。
雑に焚火に突っ込んでいたら、塗装が剥げましたが現役です。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
最新版はより軽く小さいものもありますが、我が家にあるのはこちら。
たしかにアウトドア用のガス缶、OD缶仕様のバーナーは軽量コンパクトでかっこいいです。
ただ、家庭用のガス缶、いわゆるCB缶は、かさばりますがお手頃価格でランニングコストが安く、手に入るところも多く、メーカー間の互換性が高いのでこちらを採用。
ガス缶はスーパーで買い物ついでにちょいちょい買い足してます。
↓自宅ではこれも使っています。
まんま普通のガスコンロで、使い勝手が良いです。
soto スライドガストーチ
ちょっとお値段が張りますが、オリンピックの聖火も任せられるくらい、火器の取り扱いに信頼と実績のある新富士バーナー様のアウトドア部門「soto」様製。
サバイバルが出来るアイドルを目指している方のyoutube動画で工場見学を拝見しましたが、全部の製品をわざと水没させたり、厳しい環境を再現してテストする場所を社内に作ったり、品質管理に誇りを感じます。
そんなsoto様のガストーチ。
使わない時はトーチ部分をしまっておけます。
火はシュゴーっと、小さくも強力な出方をします。
また、ガスが空になったら、そこらへんで手に入るCB缶から直接補充できます。
補充するときは向きに注意。向きを間違えたら一切補充されませんでした。
固形燃料
固形燃料は、液体燃料と異なり、管理が雑で良いのがメリット。
ただ、長期保存には向きません。
燃料がどんどん痩せていきます。
我が家は個別にラップ包装し、ジップロックで保存していましたが、半年ほどたったら中身がスカスカになっていました。
ですので、日ごろのキャンプで使いつつ、常に新しいものを補充しています。
ロゴス 防水ファイヤーライター
ロゴス様の着火剤。
水濡れしていても火が付きます。
また、こいつだけでも10分以上燃え続けてくれます。
小分けしてタッパー保管し、キャンプに行くたびに2,3個持ち歩いてます。
こいつさえあれば焚火が失敗しない安心感。
ということは災害時も大活躍するはず。
おわりに
災害のために、夫婦二人暮らしの我が家の備えを参考までご紹介しました。
まだまだ備えている途中ですので、随時更新していきたいと思っています。
記録を進めていたら、膨大になってきましたので、記事を分割していきたいと思います。
情報収集編、食関係編、住編、衛生編などなど。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台作りの、何かのヒントになれば幸いです。
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